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81E36展

 千葉の画廊ジュライ(きぼーる2階)へ高校時代の友人が参加する美術展を観に行った。道端や裏庭にこっそりと咲く土筆や、どくだみ、ツユクサ、数珠草、ねこじゃらし、木から落ちた松の葉、松ぼっくり、花が咲く前のたんぽぽ、などを水干、岩絵の具を使って色鮮やかに描かれた「道端のいとなみ」の連作に圧倒された。水干とは天然の土に染料を染め付けた微粒子の日本画絵具。岩絵の具も顔料を使った日本画絵具で膠液を加えて支持体に接着させる。これらの絵の具は作り置きできないのでその都度作る。また時間の経過とともに色も変化しその変化を見ながらさらに筆をすすめるということで相当の時間が掛かっているのだろう。
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 「挽歌」のコスモスの淡いピンク、「鎮魂歌」の白い彼岸花、「コウフクな食卓Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ」の油絵も良かった。
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81E36展_b0146794_1127378.jpg 帰り道、東千葉の居酒屋「丸竹」に寄った。主人の欣ちゃんはたまたま今日41歳の誕生日だという。魚が主のお店、金目の刺身、煮付け、美味かった。日本酒は二本松の「奥の松」というものを出してくれてこれも格別、器も良かった。

by t-kashmir | 2012-09-14 18:00 | family  

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