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ねこ背は治る! (小池義孝 著) ④

 太腿の付け根や股関節は足の付け根ではない。足の付け根は、みぞおちの少し下あたり。ここは大腰筋の上の始まりの位置である。背骨を起点として太腿の骨を動かすのが大腰筋の機能。ねこ背は治る! (小池義孝 著) ④_b0146794_13584960.jpg 
このように足の付け根のイメージを高くすると、歩幅が大きくなり速く力強く歩くことができる。さらに背骨の意識を強くすると、背骨から出発して足が前に出されるような形になる。まるで誰かに押してもらっているような。
使われる筋肉も背中側の筋肉(特に太腿の後ろ)をより働かせるようになる。
大腰筋は上半身と下半身とを連絡する唯一の大きな筋肉。意識のしにくい筋肉であるが、身体の中心で静かに、けれども力強く働き、また身体の芯を安定させる役割がある。足の付け根のイメージ(動作の中心)を正しく鳩尾の下に持てると、身体の使い方が格段にうまくなりばらばらに動いていた上半身と下半身とが高いレベルで連動できるようになる。どんな動作でも根元からスタートして末端に向けて次第に連動していくのが正解。 優れたスポーツ選手のハイパフォーマンスにはこんな背景がある。

by t-kashmir | 2012-01-18 22:00 | reading  

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